How to Play - Razz Comprehensive

ラズは、あまり知られていないポーカー・ゲームの一つです。ポーカーのワールドシリーズでは、ラズのイベントも行われているのですが、地方のカードルームではあまり見かけません。

ラズでは、ほとんどのポーカーと同じように、標準の52枚のカード・デッキを使います。このゲームは、8人掛けのテーブルでプレーされ、より有名な7カード・スタッドに非常によく似ています。ただし、ラズの目標は、できるだけ低いハンドをつくることです。

各プレーヤーは、ホール・カード2枚、アップカード1枚から始めます。それから、ディーラーはさらに、アクティブ・プレーヤーにアップカードを3枚ずつ配り、最後にダウンカードを配ります。全ベットラウンドを通じて降りなかったプレーヤーは、最終的に、表が4枚裏が3枚の計7枚のカードをもちます。ショーダウン時には、7枚のカードの内5枚を使って最も低いハンドを作ったプレーヤーがポットを獲得します。エースは常にローで、フラッシュやストレートはハンドの価値に影響しません。ラズで最高のハンドは、A-2-3-4-5です。

ラズにおいては、全プレーヤーがポットにアンティを賭けるところから新しいハンドが始まります。アンティは、景気づけのために、カードが配られる前にポットに支払われます。ラズのアンティは、通常、低いベット・リミットの20%です。例えば、2ドル/4ドルのリミット・ゲームなら、アンティは40セントです。各プレーヤーがカードを受け取るためには、ハンドのたびにアンティを賭ける必要があります。

プレーヤーは、最初にテーブルに着席したときに、アンティを賭けることを求められ、賭けるとすぐカードが配られます。ラズには、ブラインドはありません。

ラズでは、ブラインド・ゲームのように、ディーラー・ポジションが回転することはありません。名目だけのディーラー・ポジションは、スタッド・ボタンと呼ばれる白い円板によって示されます。このスタッド・ボタンは常に席8のところにあり、新しいディールは常に席1から始まります。以後のラウンドの最初のカードは、常に、ボタンの左から数えて最初のアクティブな(つまり、それまでのベットにすべてコールしたか、もしくは、オール・イン、すなわちコールするチップを使い果した)プレーヤーのところに配られます。ポジションを変更するためにテーブルを回転させた場合には、ボタンも回転します。したがって、ディール・ポジションがどこにあるのか、わからなくなることはありません。ディール・ポジションが重要な意味を持つのは、複数のプレーヤーの持つボードが同じというような、珍しい状況でだけです。第2ラウンド以降は、複数のハンドの強さが同じ場合、ボタンの左側で最もボタンに近いハンドからベットが始まります。

アンティが賭けられたら、ディーラーは、各プレーヤーに対し、席1から順に、裏のカードを2枚、表のカードを1枚配ります。この2枚のダウンカードは、ホール・カードと呼ばれます。ホール・カードは、画面上では表向きに表示されますが、ご心配は要りません。ホール・カードを見ることができるのはあなただけです。他のプレーヤーのホール・カードについては、裏側だけが画面に表示されます。他のプレーヤーに対する表示も同様で、他のプレーヤーが見ることができるのも自分のホール・カードだけです。ホール・カードはアップカードより下に表示されるので、どちらがホール・カードでどちらがアップカードであるかはわかるはずです。あなたは、他のプレーヤーのアップカードを見ることができ、他のプレーヤーもあなたのアップカードを見ることができます。

あなたのホール・カード

ラズで重要なのは、他のポーカーと同じく、ベットです。ラズには、ベット・ラウンドが5回あります。ベット額は、ゲームのストラクチャによって異なります。Full Tiltポーカーのラズ・ゲームは、すべてリミット・ゲームです。最初の2回のベット・ラウンドが同じレベルで、次の3回のベット・ラウンドではその2倍のレベルになります。

サード・ストリート

第1ラウンド(サード・ストリートと呼ばれる)では、最高のアップカードを持つプレーヤーからベットが始まります。このベットは、強制ベットです。ベットは、最低でも、ブリングインと呼ばれる、決まった最低額以上である必要があります。ブリングインは、通常、ロー・リミットの4分の1です。複数のプレーヤーのアップカードのランクが同じである場合、誰がブリングインを行うかは、スーツのブリッジ順(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)で決まります。ラズでスーツが意味を持つのは、このときだけです。例えば、第1ラウンドで、Qd、Qh、Qsという3枚のクイーンが開かれた場合、Qsを持つプレーヤーがブリングイン・ベットを行う必要があります。

上の図では、あなたが最高のカードを持っています。したがって、あなたがベットを行う必要があります。このとき、次の2つの選択肢があります。

  • ブリングインをオープンする
  • ベットをコンプリートする。つまり、ベットをロー・リミットまで増額する

アクションは、ダイアログ・ボックスをクリックして選択します。ベットのコンプリートは常に可能ですが、プレーヤーは通常最低額でオープンするのが普通です。全員がフォルドした場合には、あなたがアンティを獲得し、次のハンドが配られます。

けれども、ブリングインに対して全員がフォルドすることはあまりありません。

あなたがブリングインをオープンした場合、後に続くプレーヤーには、以下の3つの選択肢があります。

  • フォルド
  • コール-つまり、ブリングインと同額を賭ける
  • レイズ-つまり、ベットを増額する

サード・ストリート

各プレーヤーが、それぞれ同じ3つの選択肢を持ちます。レイズがあった場合、それに続くプレーヤーは、そこまでのベットの合計額に対してコールするか、さらに自らレイズを行う必要があります。ベット・ラウンド1回につき、ベットは1回、レイズは3回までという制限があることもあります。第1ラウンドでは、ブリングインとコンプリートをまとめて1回のベットとして数えます。例えば、2ドル/4ドルのリミット・ゲームにおいて、あるプレーヤーが50セントのブリングインでオープンし、別のプレーヤーがベットを2ドルまで増額してコンプリートし、さらに、2人のプレーヤーがレイズしたとします。これにより、ベットの合計は6ドルになります。これは3回のベットに相当するので、別のプレーヤーがもう1回レイズを行うことができます。もう1回レイズが行われると、そのラウンドはキャップ、つまり、最高額に到達します。

レイズに対してフォルドした場合には、そのユーザーのカードはプレーから取り除かれ、画面にも表示されなくなります。

フォース・ストリート

ラウンドのベットがコンプリートされ、プレーヤー全員にフォルドもしくはベット合計額にコールする機会が与えられたら、ディーラーは各アクティブ・プレーヤーに2枚目のアップカードを配ります(フォース・ストリート)。ハンドに残っているプレーヤーは、ベット・ラウンドに参加します。

フォース・ストリートのベットは、ロー・リミットで行われます。フォース・ストリート以降では、常に、最低のボードを開いたプレーヤーからベットを始めます。複数のプレーヤーのロー・ボードが同じである場合には、スタッド・ボタンの左側で最もボタンに近いプレーヤーからベットが始まります。この図では、[同じ強さのハンドを選択]を持つ他のプレーヤーよりも、あなたの方がボタンに近いので、あなたが最初にベットします。

フォース・ストリート

ただし、どのプレーヤーからベットを始めるかについて、あなたが心配する必要はありません。あなたがアクトする順番になったら、ソフトウェアが教えてくれます。ソフトウェアは、さらにそのとき、利用できるあらゆるオプションを表示します。あなたがやらなくてはならないのは、希望の選択肢をクリックすることだけです。

サード・ストリート以降のラウンドで、最初にアクトするプレーヤーには、次の2つの選択肢があります。

  • チェック-つまり、ベットを行わない
  • ベット-つまり、そのラウンドのリミットに合わせてベットを行う

誰もベットしなかった場合には、以後のプレーヤーも同じ選択を順に行います。サード・ストリート以外のラウンドでは、だれもベットしない可能性があります。ベットのなかったラウンドは、「チェック・アラウンド」と呼ばれます。

誰かがベットした場合、後に続くプレーヤーには、次の3つの選択肢があります。

  • フォルド
  • コール-つまり、ブリングインと同額を賭ける
  • レイズ-つまり、ベットを増額する

チェックしたプレーヤーは、カードを持ったままです。チェックしたプレーヤーに、誰かがベットした後でアクションが戻ってきた場合には、そのプレーヤーには上の3つの選択肢があります。

チェックしてからベット順が戻ってきたときにレイズすることは、「チェックレイズ」と呼ばれます。ただし、レイズするつもりでわざとチェックしたりすると、誰もベットしない危険があります。

フィフス・ストリート

ラウンドのベットがコンプリートされ、プレーヤー全員にチェックもしくはベット合計額にコールする機会が与えられたら、ディーラーは各アクティブ・プレーヤーに3枚目のアップカードを配ります(フィフス・ストリート)。ハンドに残っているプレーヤーは、ベット・ラウンドに参加します。フィフス・ストリートのベットは常に上のレベル(ハイ・リミット)で行われ、以後のベット・ラウンドでもそのレベルが維持されます。

シックス・ストリート

フィフス・ストリートのベットがコンプリートされたら、ディーラーは各アクティブ・プレーヤーに4枚目のアップカードを配ります(シックス・ストリート)。ハンドに残っているプレーヤーは、ベット・ラウンドに参加します。このベットもやはり、上のレベル(ハイ・リミット)で行われます。

セブンス・ストリート

シックス・ストリートのベットがコンプリートされると、ディーラーは、各アクティブ・プレーヤーに、最後のカード(セブンス・ストリートもしくはリバー・カード)を伏せて配ります。ハンドに残っているプレーヤーは、最後のベット・ラウンドに参加します。このベット・ラウンドは、これまでの3回のベット・ラウンドとまったく同じように行われます。

(まれに、このラウンドまで来ても、プレーヤー8人全員がハンドに残っていて、全プレーヤーに配れるだけのカードが残っていないこともあります。このような場合には、テーブルの中央に「共通」カードが1枚表向きに配られ、全プレーヤーが使えるようになります。)

ショーダウン

セブンス・ストリートのベット額が一致したら、そこでベットは終了し、ショーダウンになります。残ったアクティブ・プレーヤーはカードを開き、7枚のカードのうちの5枚を使って最強のローハンドを作ったプレーヤーが、勝ちになります。ソフトウェアは勝ったハンドがどれかを判定して、そのハンドのホルダにポットを授与します。

カードは、全プレーヤーが同時に開くわけではありません。ショーダウンは、決まった順序で行われます。

ソフトウェアは、最初にベットしたプレーヤーのカード、もしくは、その前のラウンドで最後にレイズしたプレーヤーのカードを開きます。(リバーでベットがなかった場合、最初にベットしたプレーヤーのカード、もしくは、シックス・ストリートで最後にレイズしたプレーヤーのカードが、ショーダウン時の最初に開かれます。)次のアクティブ・プレーヤーのハンドが、今開いたハンドよりロー・ハンド(もしくは引き分け)である場合には、ソフトウェアはそのカードを開きます。次のアクティブ・プレーヤーのハンドが、ロー・ハンドでない場合には、ソフトウェアはそのプレーヤーに選択を求めます。そのプレーヤーは、もしそうしたいならば、カードを開くこともできるし、カードを開かずに捨てる(マック)することもできます。ソフトウェアは、残ったアクティブ・プレーヤーを順に同じように処理します。プレーヤーのハンドがそれまでに開かれたハンドよりロー・ハンド(もしくは引き分け)であれば開き、そうでなければ開くかマックするかの選択肢を提供します。そして、最強のロー・ハンドにポットを与えます。

自分のハンドを読み違えて、勝っている手をうっかり捨ててしまうのではないか、といった心配はご無用です。最後までコールしていれば、ソフトウェアは勝った手にポットを与え、その手のランクをチャット・ボックスに表示します。

セブンス・ストリートのベット額が一致しなかった場合、つまりあるプレーヤーのベットもしくはレイズに対して誰もコールしなかった場合、ショーダウンは行われず、ソフトウェアは、そのコールされなかったベットを行ったプレーヤーに、ポットを与えます。これは、セブンス・ストリートより前のストリートでも同様です。セブンス・ストリートより前のストリートでこの事態が発生した場合、それ以後のカードは配られることなくポットが授与され、そのハンドは終了します。

ベットが終わる前に、プレーヤーがチップを使い果たしてしまうこともあります。そのような場合には、サイド・ポットが作られ、ソフトウェアはメイン・ポットとサイド・ポットを適切に分配します。オール・インになったプレーヤーがいる場合でも、ベットやレイズは行うことができ、たとえコールされなくても、ショーダウンが行われます。

プレーヤーは、負けたハンドを開かないことがよくあります。けれども、ショーダウン時にアクティブだったカードは、たとえショーダウン時に開かれなかったとしても、見ることは可能です。「最後のハンド」をクリックすると、最後のハンドの結果、および、アクティブなカードのすべてを表示する、新しいウィンドウを開くことができます。また、このウィンドウでは、それ以前のハンド(現在のセッションの過去50回まで)を表示することもできます。